IFTTT を使って、研究室 Slack にジャーナルの Tweet を流している話。
IFTTT を使って Slack にジャーナルや NBER の Tweet を流すと、最新の論文をチェックできる。
Twitter を見るとついつい色んな投稿を見てしまって時間が溶ける僕みたいな人におすすめです。
作り方
IFTTT にアクセスし、"Create"
Create を押した画面で、"If This" の "Add" を押す
Twitter を選ぶ
New Tweet from Search を選ぶ
Twitter の検索画面と同じ記法で入力。五大誌の場合
from:ecmaEditors OR from:RevEconStudies OR from:QJEHarvard from:JPolEcon OR from:AEAjournals
次に、"Then That" から、Slack を選ぶ
Post to Channel を選ぶ
任意のチャンネルを選び、Message を"LinkToTweet"とする
Mac: Automator.app で Jupyter lab を開くアプリを作ったメモ
ターミナルを開いて、"jupyter lab" と打ち込むだけの作業が嫌だったので、Autometer でアプリにした。
手順
- Automator を開く
- 新規→アプリケーション
- 「Applescript を実行」を選択
- 下記に書いたコードを打ち込む
- jupyter-lab.app など名前をつける
tell application "Terminal" do script "cd && jupyter lab" end tell
〜完〜
お好みで、アイコンに Jupyter Lab のロゴなどを設定しましょう。
トラップだったメモ:LaTeXのダブルクオーテーション
LaTeXのダブルクオーテーションが""では絶妙にうまくいかなかったのでメモ。
正しくは、``''で囲うらしい。なんと。
"double quotation"だと
``double quotation''だと
国会図書館デジタル資料、あるいは昔の統計データ(特に昭和43年以降)の集め方
2021年1月現在、新型コロナウイルス対策の観点から、国立国会図書館は入場制限がかけられ、抽選制になっている。特に、だいたい2週間先しか予約できない。辛い。そもそも遠くまで行きたくない。
ということで、けっこう昔の統計データを用いて、企業や産業について研究する人に向けての記事。かつ、自分用メモ。
ざっくり、現在の状況下において国会図書館の代替を探している方は以下の記事の方が有用です。 libraryinfo.hatenablog.com
国立国会図書館デジタル化資料の地元図書館での利用
国立国会図書館では、以下の資料がデジタル化されている。
資料種別 | 概要 |
---|---|
図書 | 昭和43年までに受け入れた図書、震災・災害関係資料の一部 約57万点 |
古典籍 | 明治期以降の貴重書等や清代後期以降の漢籍等 約2万点 |
雑誌 | 明治期以降に発行された雑誌 約1万タイトル (刊行後5年以上経過したもので、商業出版されていないもの)(約81万点) |
博士論文 | 平成2~12年度に送付を受けた論文(商業出版されていないもの) 約12万点 |
脚本 | 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムから寄贈された昭和55年以前の放送脚本 (テレビ・ラジオ番組の脚本・台本)の一部 約3千点 |
※詳細は以下を。 www.ndl.go.jp
ここで注目すべきは、昭和43年までに受け入れた図書 。各種統計資料もデジタル化されていることがある。これらは、全国の公立図書館や大学図書館で閲覧・複写が可能。次のリンクに利用可能な図書館の一覧がある。
https://dl.ndl.go.jp/ja/soshin_librarylist.html
「国立国会図書館のデジタル化資料の閲覧と複写がしたいのですが」と話したらサービスが利用できた。僕の住んでいる市区町村の場合、複写料金は10円。国会図書館より安かった。 (国会図書館まで通った時間とお金と高めな複写料金はなんだったんだ…)
追記:有価証券報告書の集めかた
もし、有価証券報告書を利用したい場合は、大学に所属している場合は以下が便利。 (※大学により使用できるサービスは異なると思うので、各自で確認してくださいね)
- 日経NEEDS:項目は限られるが、CSVで財務情報を取得できる
- eol:1961年以降の有報PDFを取得可能。特に財務情報以外を利用したい場合に重宝する。
- 企業史料統合データベース:戦前のデータ(「営業報告書」)からあるし、eolにはない吸収合併された側のデータも存在する。嬉しい。
探す順番としては、日経NEEDS→eol→企業史料統合データベース、がオススメ。
読みやすい文章を書くためのtips:『数学文章作法』のすすめ
修論を書くにあたって、『数学文章作法』を非常に参考にさせていただきました。
本日、修論の第一稿が完成したのですが、執筆と遂行にあたって、『数学文章作法』をベースに作成したチェックリストを公開します。
『数学文章作法』は、1つの主張を一貫してわかりやすく書くための、非常に強力な指針となります。
『数学文章作法』とともに使用するとより効果が高いと思うので(というか『数学文章作法』の読了を前提としているので)、ぜひお買い求めください。
tips & check list
語句について
- [ ] 表記の揺れはありませんか
- 同じ概念には,同じ言葉を使う
- [ ] その語句・文は1つの意味のみに解釈できますか
- 異なる概念には,異なる言葉を使う
- 数式中の文字も同様
- [ ] 指示語は何を指しているか明確ですか
- [ ] 文字や語句に対してメタ情報を付与していますか
- メタ情報とは,その文字や語句が指すことがらや範囲を明示する言葉
- e.g.) 「資本Kについて」の"資本"
- 語句・文字はその分野で慣例であるものを使っていますか
表記のルール
- [ ] 接続詞・副詞・指示語はひらがなになっていますか
- [ ] 形式名詞・補助形容詞・補助動詞はひらがなになっていますか
- [ ] 列挙には"・"を使っていますか
使用しないもの
- [ ] あいまいな言葉を使用していませんか.使用している場合,定義を補足していますか?
- e.g.) 統一的な分析:どのような点で"統一的"なのですか
- 別の意味に取られることはありませんか?
- [ ] 不必要にぼかした表現はありませんか?
- ぼかし:くらい,など,〜といったような,〜ともいえる,おそらく,かもしれない
- 受け身:〜ではないかと思われる,〜と考えられる
- 二重否定:〜といえなくもない,〜ないわけではない
- 言い切って成り立たない場合が存在するときは,その場合について補足した方が良い
- [ ] 順接の「が」を使用していませんか
- 「が」を見た読者は,逆接を期待する
専門用語と専門的知識の説明
- [ ] 想定する読者の予備知識を踏まえ,専門用語に適切な注釈をつけていますか?
- あるいは,専門用語でなく一般的な用語で言い換える
- 経済学の論文では,"効用"や"ナッシュ均衡"などについて注釈は要らないが,分析対象となる産業の専門用語,"OG装置"や"多孔ランス"については注釈が必要だろう
- [ ] 周知でない事実について,出典を注釈で明記していますか?
- [ ] 数式中,1度しか出てこないの不必要な文字は,言葉に置き換えましたか
文について
- [ ] 文章は読みやすい程度に短いですか
- 『数学文章作法 基礎編』p40に書き直し方がある
- [ ] 不必要に文を長くする表現はありませんか
- "することができる" → "できる"
- [ ] もれ・だぶりはありませんか
- [ ] 文と文(段落と段落)の関係を明確にするため,適切に接続詞を使用していますか
- 理由付け(なぜなら),具体例(例えば),まとめ(まとめると),逆接(しかし)
- [ ] 文と文の間で,論理は飛躍していませんか?
- [ ] 1つの文の中で,主語が途中で変わっていませんか?
- [ ] その文は,文章の主題にとって必要ですか?
- [ ] 内容が意見か事実か,はっきりわかる形で書いていますか?
- [ ] その内容は,その場所にあるべきですか?
- 概要から詳細の順序に,まとまって書いてありますか?
- 思考の流れにそって記述されていますか?
- [ ] 引用は,出典を明記し,文・段落の全部または一部を引用する際は,一語一句改変しないで引用していますか?
- [ ] 内容的に対比させたいものは,形式的にも対比させていますか
段落について
- [ ] 1つの段落で主張していることは1つですか
順序について
- [ ] 時系列は,過去から現在,現在から未来の順になっていますか
- [ ] 作業の順序通りに書いていますか
- [ ] 空間は「上から下」「下から上」「遠くから近く」「近くから遠く」と,首尾一貫した順序になっていますか
- 「 大きい・小さい」「狭い・広い」など,サイズも同様
- [ ]既知から未知,の順になっていますか
- 読者の知っていることをベースに,新しい知識を示す
- [ ] 定義してから使用していますか
- [ ] 文章全体で,説明の順序は一貫していますか
- 転炉と平炉,と最初に書いたらその順序で貫き通す
見出しの階層について
- [ ] 階層にもれ・だぶりはありませんか
- [ ] 階層の粒度は揃っていますか
- 『数学文章作法』の第7章を参照のこと
- [ ] 列挙したあとは,その数も記載していますか
例について
- [ ] 典型的な例を使っていますか
- [ ] 以下の2つを使い,定義があてはまる境界を明示していますか
- 典型的な例の後は,極端な例を使う
- あてはまらない例も書く
tips
文章の順序
- 読者が読みたい!と思うような変化
- 抽象的な話が続いたら,具体例を出す
- 具体例が続いたら,まとめを書く
- 言葉の説明が続いたら,図・表・グラフを出す
文章を書くとき,校正するときの姿勢
- 読者が次の文章で,どんな題材に興味を持つか,あるいは期待するかを考えながら,文章をまとめていますか?
Mac を Catalina にアップデートしたら、Rstudio での GitHub 連携が使えなくなった話
気軽なノリでMac を Catalina にアップデートしたあと、気付いたら Rstudio から Git のタブが消えていました。
いろいろ調べて分からず、直すためにしたことのメモです。 日本語記事が見つからず難渋したので残しておきます。 自分より書く適任者はびっくりするくらいいると思うので、もっと良い記事に取って代わられることを望んでいます。
参考にした記事
やったこと
- なぜか消えていた Xcode のダウンロード:App Storeのアプリから
- Xcode command line tools のダウンロード
xcode-select --install
を Terminal で走らせたらダウンロードされました、多分
- Terminal で
chsh -s /bin/zsh
を走らせる
参考
ちなみに、Rstuido と GItHub を連記して使いたいぜ!という方には以下の記事がオススメです。
タブ移動のショートカットキーをまとめた
Chrome, Excel, Rstudio, etc... タブ移動のショートカットキーが全部違って辛いので、自分用にまとめます。 Mac 用です。
思ったよりなかったです。そのうち追記していきます。
もしお気付きのタブ移動があれば、コメントにてご教示ただけると嬉しいです m(_ _ )m
タブ移動ショートカットキー一覧
使うもの | ショートカットキー |
---|---|
Finder | shift + cmd + ←→ |
Chrome | cmd + alt + ←→ |
Safari | shift + cmd + ←→ |
プレビュー | ctrl + (shift) + tab |
Excel | alt + ←→ |
Googleスプレッドシート | alt + ↑↓ |
Acrobat | ctrl (+ shift) + Tab |
Rstudio | ctrl + alt + ←→ |
Sublime Text 3 | ctrl + Tab |